【利回り4.7%】オカムラ(7994)は買い時か?ー高配当株分析【おすすめ!?】

オフィスチェア 高配当株

オカムラの基本情報

この記事では、私がチェックしている高配当銘柄を随時ご紹介させていただきます!

今回ご紹介するのは、オカムラ(7994)です!

オカムラ(岡村製作所)は、日本を代表するオフィス家具メーカーです。

デスクやチェア、収納家具など、オフィス空間を構成するさまざまな製品を提供しています。

オフィス家具大手。首都圏に強み。商品開発力に定評。陳列棚、店舗什器も。

(Yahooより引用)

業種は、その他製品で、ディフェンシブ銘柄と言えます。

企業の強み

高品質な製品とブランド力

オカムラは、品質の高さで定評があります。

特に、オフィスチェアの分野では、エルゴノミクス(人間工学)に基づいた製品を多数展開しており、国内外で高い評価を得ています。オカムラ製品は、耐久性やデザイン性にも優れており、多くの企業や個人から信頼されています。

私も自宅に、在宅勤務用のチェアを一台ほしいくらいです(笑)

業界トップクラスのシェア

オカムラは、国内ではコクヨと並び、オフィス家具で首位級のシェアを誇ります。

オフィスの新設やリニューアル時に多く採用され、安定した売上と利益を生み出しています。

多角的な事業展開

オカムラは、オフィス家具だけでなく、商業施設向けのインテリアや、教育施設、医療施設向けの家具も手掛けています。これにより、特定の市場に依存せず、リスクを分散させています。

近年は、北米、中国、アセアンなどの海外市場にも力を注いでいます。

企業の弱み

市場の変動リスク

オカムラの業績は、オフィス市場の動向に大きく左右されます。

例えば、コロナ禍でリモートワークが普及し、新しいオフィスの需要が減少したことで、オフィス家具の需要も一時的に低下しました。このような市場の変動リスクは、売上に直接影響を与える可能性があります。

しかし、オカムラの場合、21年3月期には減収していますが、利益面ではむしろ増加しています。

その後、現在に至るまで、堅調に増益を続けていることから、市場の変動リスクはそれほど気にする必要はないかもしれません。

それだけ、オカムラ製品が市場競争力があるということなのでしょう。

海外展開の課題

オカムラは、国内市場で高いシェアを持つ一方で、海外市場での展開は課題が残っています。

グローバル競争が激化する中で、海外事業を順調に拡大させ、海外市場でのブランド認知度を向上させ、競争力を強化することが求められています。

オカムラの株価情報と各種指標(令和6年8月20日時点)

株価情報や各種指標は以下の通りで、私の考える高配当株の選定基準を満たしています。

時価総額1,945億円なので、中型株です。

直近の株価の急落もあり、配当利回4.7%となかなかの高配当株と言えます!

同社の過去10年平均の利回りである3.0%と比較してかなりの割安水準です。

配当性向は41%となっており、許容範囲内かと思います。

気になるところとして、直近の8月5日に発表された1Q決算で減益となったことです。

理由が人件費をはじめとする販管費の増加に伴うものとされていることから、長期的に業績への影響が懸念されます。

また、同社の市場は国内がメインターゲットとなっており、海外への進出はこれから本格化していく段階にあります。

国内市場はどうしても頭打ちにならざるを得ないと思われるので、今後の成長は海外事業への展開が奏功するかどうかにかかっていると言えます。

四季報予想では、来期は減益見通しであることも注意が必要ですね。

チャート分析(かぶたんより引用)

チャートを見ると、23年の半ばに急騰して、それから1年程度横ばいにありましたが、今年の8月に入ってからの暴落によって窓を開けて下げています。

現在の1,900円前後の価格は、一定のサポートラインがある価格帯のため、ここで踏ん張ってくれるようなら買いのタイミングとしては悪くないと思われます。

結論・・・直近の減益決算を考慮して様子見

私の結論としては、選定基準を満たしていますが、直近の決算で販管費などの増加によって営業利益が20%程度減益となっていることから、様子見といたしました。

株価指標的には申し分ない魅力的な高配当銘柄ではありますが、20%の減益となると通期の業績達成も難しくなる可能性が高いと思われます。

次期決算発表で、営業利益率などが改善する見込みがあれば、それを見て購入を検討するという流れでもいいのかなと思います。

オカムラは、コロナ禍でも業績を維持し、かつ減配もしていないため、安定高配当銘柄として保有を検討したいなと思ってチェックしており、今回の決算を見る前ならば購入を決めていたと思います。

配当政策も明確に累進配当を掲げてくれるならば購入しても良いかと思いますが、そうではないところが残念なところです。

チャート的には、8月に入る前の水準である2,100円程度までは戻しそうな気もしますが、まぁ、そうなったら諦めます(笑)

以上です。

今後ともよろしくお願いいたします。

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