高配当株投資
高配当株投資とは、配当利回りが4.0%以上などの高い利回りが期待できる株式を長期間保有することで安定した配当金という「金の卵」を得る、インカムゲインを目的とした投資手法となります。
私は普段はインデックス投資をメインに行っていますが、将来的にFIREを目指すに当たり、キャッシュフローが重要だと考えています。
FIREを達成した先人たちの本などを読むと、「毎月一定のキャッシュフローが安心感を生み出してくれる」という意見を目にすることが多いです。
仮に、インデックス投資だけの場合、4%ルールなどの方法に基づき資産を取り崩すこともできますが、実際に資産の取り崩し生活に入ると漠然とした不安感を感じることが多いと思います。特に、これまで資産額が右肩上がりに増えてきた人にとっては、資産の下落に対する不安感は想像以上のものになると予想されます。
その不安感を解消してくれるのがキャッシュフローです。
仮に、利回り4.0%の高配当株に3000万円投資した場合、税引前で年間の120万円の収入を得ることが可能となります。実際にはここから税金が20%程度引かれますが、それでも毎月10万円弱の不労所得があるという生活は魅力的に感じますし、将来のFIREを目指すに当たって重要なものだと考えています。
そのため、今後、高配当株の保有を増やしていきたいと考えて、日々の勉強と投資成果の記録として本ブログに記載していこうと考えました。
銘柄選定の考え方
高配当株投資と言っても、ただ配当利回りが高いものに投資するだけでは危険です。
なぜなら、配当利回りが高いということは、企業本来の身の丈に合わないような無理な配当をしている可能性があるからです。
例えば、「配当利回り5%」となっている企業の中身をよく見てみると、1株利益が100円しかないのに、配当金150円を出しているケースなど、投資するのが危ない企業というのはいくつか見られます。
そのため、高配当銘柄を選ぶ際には、安定した配当金が期待できることが重要です。また、毎年増配を行ってくれるような連続増配銘柄であればなお理想的だと考えています。
日本の株式市場において、代表的な連続増配銘柄としては、25年連続増配中の三菱HCキャピタル(8593)などが挙げられます。
このような優良な銘柄に長期間投資することができれば、初年度は50円、2年目は55円、3年目は60円など、配当金による収入を徐々に増やしていくことができ、将来的に大きなキャッシュフローを生み出すことができると考えています。
選定基準
では、具体的に高配当銘柄に投資する際の選定基準はどう考えればいいのでしょうか。
これは十人十色で、正解と言えるものはないと思いますが、高配当株投資に関する本やブログ、Youtubeなどを参考に、私は以下のように考えました。
選定基準
「増収増益傾向」であることは、将来も含めて判断する必要があり、将来の業績予想をすることは極めて難しいと思いますが、基本的には過去の売上高や利益の推移などを基に、原則右肩上がりに成長していれば問題ないと判断する予定です。
そして重要なことは、「割安なタイミング」で購入することです。
これの具体的な考え方としては、「過去の平均利回りと比較して割安」を基準に、チャートなどのテクニカル分析を加えて判断していく予定です。
2024年7月現在、日経平均株価が大きく上昇し、優良な高配当株の多くは株価が上昇してしまっており、高配当株への投資タイミングとしてはかなり難しい時期となっております。
現在は、(8306)三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行系や(8001)伊藤忠商事などの商社株など、時価総額が大きい大型で優良な高配当株は軒並み株価が高騰しており手が出せません。
それでも、時価総額が小さい小型株まで探していけば、優良な銘柄は存在すると思います。
しばらくの間、小型株から中型株までの優良高配当銘柄を物色しつつ、今後、大型株の下落が起きた際には、一般投資家にもなじみのある大型高配当株を購入していくという方向性で考えています。
今後の方向性
- 当面の間、小型から中型の高配当株を中心に購入
- 大型の高配当株は、大きく株価が下落するのを待ってから購入